1人社長の粗利計算の基本
建設業の1人社長向けに、粗利計算の基本式、案件別管理、赤字案件の早期発見までを実務手順で解説します。
粗利は「売上」より先に確認する
建設業では売上が増えても、原価が膨らめば手元資金は残りません。特に1人社長は現場対応が優先されるため、月末に初めて数字を見ると対策が遅れます。日次で粗利を確認するだけで、資金繰りの予測精度は大きく上がります。
計算式と原価範囲を固定する
基本式は「粗利 = 売上 - 原価」です。原価は最初、材料費・外注費・現場経費の3区分で統一してください。区分が毎回変わると比較不能になり、改善に使えるデータになりません。
案件別粗利率で優先順位を決める
月次合計の黒字だけでは危険です。案件別に粗利率を並べ、目標(例: 30%)を下回る案件を重点管理します。どの案件タイプが利益を削るかが見えると、見積の改善が早くなります。
赤字化するパターンを先に潰す
追加工事の見積漏れ、仕様変更の無償対応、外注単価の上振れは、粗利悪化の典型です。契約前に「追加時の単価」「変更時の請求条件」を明文化しておくと、粗利の急落を防げます。
実務チェックリスト
毎日1分で「案件別粗利率」「未入金」「来週の支払予定」を確認します。週1回は粗利率下位3件の原因を振り返り、次回見積に反映する項目を1つだけ決める運用が効果的です。
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